内 容 | 関白・羽柴秀吉の命により、瀬戸内海で発生している「幽霊船事件」の調査に当たることになった高杉一郎太とその仲間たち。現場の検証や目撃者の聞き取りを行うものの、調査は難航を極めていた。そんな折、一郎太たちは謎の船の襲撃を受け、かつて倒したはずの強敵、越智玄養斎と再会する。 事件が玄養斎によるものだと確信する彼らに、悲劇は容赦なく襲いかかる。座乗する船が攻撃を受けて沈没し、九尾山城以来の仲間であり、一郎太が未来からきた人間であると知る唯一の少女・麗が帰らぬ人に……。悲しみを堪えて事件の解決に挑む一郎太の元に、中国地方を探索していた真田家のくノ一・風葉が訪れ、「毛利家に不穏な動きあり」と告げる。毛利家の城に忍び込み、密談現場に接した一郎太は、幕末の志士・坂本龍馬の変名「才谷梅太郎」と名乗る男が口にした驚くべき言葉を耳にするのだった……。中国山陽道「幽霊船事件」後編。 |
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判 型 | 文庫判・電子書籍版 |
頁 数 | 304ページ |
定 価 | ¥760+税 |
発売日 | 2014年8月5日 |
出版社 | 一二三書房 |